看護師のための日常ケア

現役で活躍している看護師さんへのアンケートで、
「口腔ケア」で困ったことがあるという意見がたくさんありました。

 

具体的には、「口を開けない患者さんの口腔ケアで困った。」、
「こどもの口腔ケアで困った。」、
「出血しやすい患者さんの口腔ケアで困った。」などです。

 

口を開けない患者さんへの対応としては、
まずマッサージをするなどして口の周囲の筋肉を和らげ、
声かけをしながら開口を促します。

 

そして、口の中を目で見て、原因を確かめてから対応する用にします。

 

K-ポイントを刺激することで、
患者さんの口は開きやすくなりますが、
開口器などを使用するなど、強制的な開口は、
どうしても必要な場合だけにしましょう。

 

また、ぐらぐらしている状態の「動揺歯」がある場合は、
その動きの程度も調べなければなりません。

 

歯周病疾患の進行度が分かり、抜歯適応かどうかの判断のためにも、
また、誤嚥を防ぐためにも、動揺歯を見つけたら、
歯科医師に報告するようにしましょう。

口腔ケアは無理に実施しない

全身状態の変化や治療内容によって、
口腔のなかは、短期間でとても悪い状態になってしまいます。

 

状態が酷い口腔ケアを、一回のケアでやりきろうとすると、
患者さんに痛い思いをさせてしまったり、
時間がかかり患者さんを疲れさせてしまったり、
次回からの拒絶の原因になってしまいます。

 

ですから、状態がひどい場合や、患者さんがつらそうな場合は、
一回のケアでやりきろうとせず、少しずつ行わなければなりません。

 

また、歯磨き後の口の中には、菌がたくさん残っています。

 

ですから、ケアの最中には、清拭や吸引をしてきれいにします。

 

吸引がついているICUブラシを使うと効果的にケアができます。

 

口腔ケアは、汚染に気をとられてしまいがちですが、
口腔ケアは無理やり実施するのではなく、
ケアに関わるスタッフの間で情報を共有し、
スタッフでケアをリレーし、引き継いでいく事が大切です。

 

<口が開かない患者さんへの対応>

 

口が開かない患者さんは、「口が開かない患者さん。」もいますし、
「口を開けたくない患者さん。」もいます。

 

口が開かない、口をあけたくないという患者さんには、
様々な看護のスキルを用いてケアをしますが、
その対応を実施しても開かない場合は、
骨折や関節トラブルが原因になっていることもあるので、
医師や歯科医師に相談するようにしましょう。